※一部利用できない機能があります
1.
論文(リポジトリ) |
吉田, 安規良 ; Yoshida, Akira
概要:
児童生徒の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を分析する際の評価基準の1つとして機能することを期待するとともに,理科を教える教員養成のための資料として,2022(令和4)年4月19日に実施された全国学力テストの理科の問題を利用して,教員
…
志望学生の「理科の学力」を示した。また,学生の低正答率問題の解答類型99(出題者側が予想していない誤答や誤答の背景を推察していない誤答)の背景を学生の自己分析結果から整理した。小学校理科の問題を解答した学生(57人)の平均正答数は15.1(中央値15),平均正答率は88.8%,中学校理科の問題を解答した学生(30人)の平均正答数は16.9(中央値17),平均正答率は80.6%であった。学生の低正答率問題の解答状況から,小学校理科,中学校理科の両方とも,評価の観点として「思考・判断・表現」,枠組み(視点)として「分析・解釈」に弱みがあった。
続きを見る
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2.
論文(リポジトリ) |
江藤, 真生子 ; Eto, Makiko ; 三田, 沙織 ; Mita, Saori
概要:
本研究の目的は,沖縄県の小学校教師が体育授業における児童の学びを認識しているかどうかを明らかにすることであった。そのため児童の学習観及び学習方略に対する教師の認識を検討した。その結果,以下の 3 点が明らかとなった。 1)運動学習における児
…
童の学びについて,教師の研究教科や中高免許,実践経験の有無の違いにより認識しているかどうかに差異がみられた。体育授業に積極的に関わる立場にある,体育や運動に関する知識を保持している教師は,運動学習における児童の学びを認識しており,一方,消極的な教師は認識していない傾向にあることが示された。中でも,ベテラン教師や他教科を研究教科とする教師は,運動学習における児童の学びを認識していない傾向にあると考えられた。 2)協働的学習における児童の学びや課題解決的方略における児童の学び,態度重視方略における児童の学びについて,すべての教師が認識していると考えられた。 3)体育授業の内容的条件とされる目的や学習内容に対応する運動学習における児童の学びについては,体育授業の基礎的条件とされる学習の雰囲気や勢いに対応する協働的学習における児童の学びよりも認識されにくいことが推察された。
本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.9, No.1(2022年/10月)に査読を経て受理された。 続きを見る |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3.
論文(リポジトリ) |
吉田, 安規良 ; Yoshida, Akira ; 比嘉, 俊 ; Higa, Takashi ; 和氣, 則江 ; Wake, Norie
概要:
琉球大学での,①養護教諭を養成する過程での“教諭”との協働を意識した養護教諭の職能形成の在り方,②教職大学院での協働的人間関係・環境が構築できる中核的教員の育成の2点に係る課題意識の解決に資するため,教職大学院での「教師の成長とメンタリング
…
」の授業の一部を「教職実践演習(養護教諭)」の授業と合同で実施し,リアリティーのあるロールプレイングとして保健教育や保健管理に必要な会議(打ち合わせの機会)を行った。教育組織の枠を超えて行ったロールプレイングは,教職未経験者にとって貴重な経験だったと肯定的に受講者から評価された。現職大学院生がロールプレイングに参加することで実際の現場の様子が共有され,「新任養護教諭と初任者教諭と中堅教諭の協働」を志向したロールプレイングにリアリティーが増した点は,教職未経験者にとって有意義だった。教諭,養護教諭,あるいは栄養教諭といった職務イメージの鮮明化と共有や,職員会議の提案資料作成および模擬職員会議等を課題として提示していくことは今後も何らかの形で継続したいものの,今回の合同授業実践では,とりわけ学校環境についての共通理解の不十分さが露呈し,改めて「どこまでリアリティーを求めてシミュレートするのか?」という問題点を浮き彫りにした。履修時期的な問題から養護教諭志望学生がロールプレイングに必要な資料作成にかける時間が十分には確保しにくいことに加えて,養護教諭志望学生の意図が大学院生に十分に伝わらず,「自分の想定通りの議論ができなかった」ため,養護教諭志望学生にとっていささか消化不良なロールプレイングとなったことへの対応が必要である。中核的教員として求められる,後輩(若手)育成と業務遂行(同僚性の形成と協働による教育活動)を両立した会議への参加姿勢について,「教師の成長とメンタリング」科目担当者の現職大学院生に対する指導や支援の在り方として「若手育成の視点でコメントをする」旨の事前指導が必須である。
続きを見る
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4.
図書 |
日本社会科教育学会編
目次情報:
続きを見る
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5.
電子ブック |
マリリン・コクラン=スミス [ほか] 著 ; 木場裕紀, 櫻井直輝共訳
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6.
論文(リポジトリ) |
吉田, 安規良 ; 和氣, 則江 ; 武田, 昌則 ; 田中, 洋 ; 下地, 敏洋 ; 西山, 千絵 ; 横井, 理人 ; Yosihda, Akira ; Wake, Norie ; Takeda, Masanori ; Tanaka, Hiroshi ; Shimoji, Toshihiro ; Nishiyama, Chie ; Yokoi, Masato
概要:
「チームとしての学校」には,専門スタッフと協力,連携,協働しながら複雑化,多様化,困難化している学校をとりまく課題に最前線で立ち向かう中核的人材たる教員が必要となる。教職大学院での中核的人材の育成の在り方を検討するために,琉球大学の教職大学
…
院の授業科目「学校安全管理」の中で,法科大学院及び医学部保健学科の教員による特別授業を2回実施した。特別授業は,受講者(3人)が専門家から学びたいことに担当者が答える形で構成した。学期末に実施した授業評価アンケートの結果から,受講者は方法,内容両面で肯定的に評価し,「学校安全管理」の授業に総合的に満足していた。「事前の準備がきちんとできている」という状況の重要性を受講者が再確認できたこと,「受講者に知らないことがありすぎる」ことを授業担当者が把握できたことが成果として挙げられる。教員は学習指導や生徒指導の専門家として,それ以外についてはその分野の専門家を頼ることが中核的人材に必要であり,専門スタッフ側も学校教育に特化した高度で専門的知識や経験を有した上で,学校文化についての深い理解が不可欠である。こうした必要な資質・能力の育成には,専門的な学びの質や量,経験,立場が異なる者が交わる合同授業の実施が考えられる。
紀要論文 続きを見る |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7.
図書 |
川島裕子編著 ; 中島裕昭 [ほか] 著
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8.
図書 |
ミーケ・ルーネンベルク, ユリエン・デンヘリンク, フレット・A・J・コルトハーヘン著 ; 入澤充, 森山賢一訳
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9.
図書 |
日本教師教育学会編
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10.
図書 |
日本教師教育学会編
|