1.

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丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko ; 杉尾, 幸司 ; Sugio, Koji
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要.  8  pp.101-112,  2024-03-01.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002020312
概要: 児童の対応に苦慮し,クラス運営や荒れる子どもへの対応に悩み,病気休職寸前まで追い詰められた教員を支援する自由参加型の研究会について聞き取り調査を行った。クラスの子どもへの対応に苦慮している教員が,どのようにして実践を継続することができたか。 休職に至らずに持ち堪えることができたのはどうしてか,という観点から聞き取りを行い,子どもへの対応や職場の体制が果たした役割について事例分析を行った。その結果,具体的な支援や協働して子ども観察を行うことが担任の孤立した感情を和らげることになり,観察の経緯を言語化し共有することが,職場のパートナーシップづくりにとって重要であることが明らかになった。 続きを見る
2.

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山城, 太智 ; Yamashiro, Taiti ; 丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要.  8  pp.113-126,  2024-03-01.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002020313
概要: 荒れる子どもと関わり,自分の指導力に不信感を抱き,学級が崩壊する道を歩きそうになることがある。ここでは,飛び出す子どもを追いかけ続けたが,トラブルの連続の中,自己を責めるのではなく,対応の方法や発想を変えた1人の教員と,いろんな子がいて当た り前と,クラス運営や荒れる子どもへの対応に悩んだ経験を生かし,子どもを受容し多様性を認める方向で子どもに関わろうとした低学年担任の教員,そして,学級集団づくりを意識し,班活動を中心に方針を立て関わった教員の実践を分析した。分析は,どのようにして飛び出す子や落ち着かない子と関わり,負の連鎖から抜け出すことができたのか,という観点から行った。その結果,子どもの興味を受け入れ,授業や活動を始めることが重要な視点であることが明らかになった。 続きを見る
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村末, 勇介 ; Murase, Yusuke ; 宮国, 泰史 ; Miyaguni, Yasushi ; 丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko ; 杉尾, 幸司 ; Sugio, Koji
出版情報: 琉球大学教育学部紀要.  pp.139-151,  2024-02-29.  琉球大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002020207
概要: 沖縄県の小学校教師を対象とするアンケートによる意識調査を実施し,教員生活に関する意識の実態を探った。調査の結果,学校外における「相談の場」の有無により,職場環境及び意欲,業務負担感・ストレス感,求める支援形態において,また「教職経験年数」の 違いにより,児童・生徒指導上の悩み,情緒不安定性において,統計的に有意な差がみられた。また,教職年数4~6年での情緒的支援を求める割合が高く,11~20年では情緒不安定性がピークとなるなど,特定のグループにおいて,特徴的な傾向が把握された。実効性のある教員研修プログラムの具体的策定のためには,こうした諸条件を踏まえる必要性が明らかになった。 続きを見る
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丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko ; 杉尾, 幸司 ; Sugio, Koji
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要.  7  pp.111-122,  2023-03-20.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002019837
概要: 職員間の人間関係に不信感を抱いた事をきっかけに,心身の不調を招いて病気休職に至った教員と,クラス運営や荒れる子どもへの対応に悩み,病気休職寸前まで追い詰められた教員への聞き取り調査を行った。聞き取り内容は,どのようにして職場に復帰することが できたのか,休職に至らずに持ち堪えることができたのはどうしてか,という観点から事例分析を行った。その結果,職場の同僚や上司の適切なサポートが重要であることや,困難さを抱えた教員の心理的ケアが必要である事が示唆され,同様の聞き取り調査を継続して行い,事例の蓄積を進めて行くことの重要性が明らかになった。 続きを見る
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與座, 優太 ; Yoza, Yuta ; 丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko ; 丹野, 千草 ; Tanno, Chigusa ; 高橋, 孝明 ; Takahasi, Takaaki ; 浅野, 誠 ; Asano, Makoto
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要.  6  pp.57-70,  2022-03-15.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002017999
概要: コロナ感染のもとで密になるから離れるように指導され,休み時間も短縮され遊びが奪われている。加えて放課後は部活や社会体育等の半公的な活動に移行している。その中で体験すべき遊びが奪われた子どもたちが示す態度を学校では発達障害,学校不適応という捉 え方で問題にしている。そこで本論では,どのような形で問題行動と特質・態度が表現され,それに現場の教師がどのように対応しているのか,三者の実践を報告することからこれを越える教師の打開について考察する。 続きを見る
6.

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丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko ; 片桐, 功 ; Katagiri, Isao
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要.  6  pp.71-82,  2022-03-15.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/0002018000
概要: コロナ感染予防のため2020年度春,政府は突然の休校を発表し学びの連続性が途切れ子どもや保護者,教員を不安にした。学校は安定してあるものという学びへの信頼が崩れた。1年のコロナ禍の生活を過ごし学びへの信頼を取り戻そうと学校は2021年度の春 から学校行事の在り方を見直し,再度の休校に備えいくつもの取り組みを始めた。ここではオンライン授業を想定した取り組みからどのような対応が必要か明らかにする。 続きを見る
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丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要 — Department of Teacher Education Graduate School of Education University of the Ryukyus.  5  pp.67-78,  2021-02-28.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/48188
概要: 教師の困り感はどこから来るのだろうか。学校現場は,いじめ,学級崩壊,発達障がいの子どもの急増に困っている。現場の教師とがちゃがちゃクラス研究会を定期的に行い,そこから得た教師の困り感を中心に,教師は何に困り,何を補うことが必要か。本論文は, 教師支援の側から調査・研究を行い,方向性を検討するものである。 調査の結果,現場教師は経験を重ねて授業がうまくなり,一定の安心感を持つものの,子どもとの関わりにおいては,悩みが解消されず,持ち続けていることがわかった。しかし,解決するにはどうしたら良いだろうか。教師としてどのような考え方,子ども観を持つことが重要なのか,授業づくりの観点を含み論じた。
紀要論文
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8.

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丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要 — Department of Teacher Education Graduate School of Education University of the Ryukyus.  4  pp.109-120,  2020-03-06.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/45631
概要: 本稿では,竹内常一の生活指導のケア的転回をうけ,『新・生活指導の理論』で掲載されている鈴木和夫の実践記録をもとに,ケア的アプローチと子どもの言葉を読み解くことの重要さを問い,沖縄の実践を聞いた教師たちの感想と指導のあり方を関連付け,子どもと の関係性について考察したものである。
紀要論文
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9.

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島袋, 智識 ; 丹野, 清彦 ; 村末, 勇介 ; Shimabukuro, Satoshi ; Tanno, Kiyohiko ; Murasue, Yusuke
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要 — Department of Teacher Education Graduate School of Education University of the Ryukyus.  4  pp.135-146,  2020-03-06.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/45634
概要: 平成29年度の文部科学省の調査によると,高等学校のいじめの認知件数は,小学校のいじめの認知件数に比べて少ない。しかし,高等学校において,いじめ問題までは発展しないが,生徒間の人間関係のトラブルは度々起こっている。筆者は,これまで勤務してきた 高等学校において,生徒どうしの希薄な人間関係を感じることが多々あるが,その希薄な人間関係が,生徒の人間関係のトラブルの原因となっていると考えている。いじめについて学ぶうちに,生徒どうしの希薄な人間関係の背景には,「ノリ」や妬みがあると考えた。そこで,「ノリ」や,妬みについて研究し,学校生活の中で生徒たちはどのようにして「ノリ」を生み,授業の中でどのような妬みを抱くのかを調査し,「ノリ」や妬み,いじめに対抗するには何が必要なのかを考え,高等学校における授業の在り方を考察し,授業のモデルを提案する。
紀要論文
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10.

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丹野, 清彦 ; Tanno, Kiyohiko
出版情報: 高度教職実践専攻(教職大学院)紀要.  3  pp.105-114,  2019-03-01.  琉球大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/44471
概要: 詩を書かせる目的は,子どもたちが詩を書き,その交流を通して相互理解を図ることである。子どもたちは教師との間に,あるいは子ども同士の間にどのような関係が成り立てば,詩を書き表現するのだろうか。本研究は書くことの意味を問い直し,能力主義・競争主 義によって傷ついた子どもたちを受容するケア的アプローチとしての側面から,詩を書く活動を考察した。
紀要論文
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