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論文(リポジトリ)

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瀬底, 正栄 ; Sesoko, Masae
出版情報: 琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター紀要 = BULLETIN OF PRACTICE CENTER FOR EDUCATION OF CHILD DEVELOPMENTAL SUPPORT.  pp.97-110,  2018-02.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/41167
概要: 学校での子どもたちの居場所は、自明のこととして在籍している学級であると考えられる。しかし、何らかの理由で居場所とならない状況が生起し様々な生きにくさを抱える子がいる。学校で居場所を求めていた子どもたちに対して担任等の複数の重要な他者が関わる 過程で居場所の形成を行った事例を通して、学級が居場所として機能する要因を整理できると考える。また居場所を求める子どもと、学級経営を結びつける要素についても検討することで、個への対応から学級経営として必要とされる視点も整理できると考えられた。学級は様々な特徴のある子どもたちの居場所として日々機能しているが、物理的空間としての学級が心理的空間として質的変容をしていく過程には、担任を含む他者との関係性が重要であり、他者との関わりをもつことで自分や他者を確認していく様子がみられ、その延長に社会的居場所としての自分が存在し学校での生活世界が展開していくと考えられた。学級経営は、その過程の中に存在するものであり、結果としてかたちづくられていくものとして考えられ、安全基地としての担任と居場所形成の繋がりが重要な要素として示唆された。 続きを見る
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瀨底, 正栄 ; Sesoko, Masae
出版情報: 九州地区国立大学教育系・文系研究論文集.  5  2017-09-30.  九州地区国立大学間の連携事業に係る企画委員会リポジトリ部会
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/43526
概要: 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会において「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ」(文部科学省 2016)において、「主体的・対話的で深い学び」をもたらす指導方の重要性が指摘され、教員一人一人が、子どもたちの発達の段階 や発達の特性、子どもの学習スタイルの多様性や教育ニーズと教科等の学習内容、単元の構成や学習等に応じた方法について研究を重ね、ふさわしい方法を選択しながら、工夫して実践できるようにすることが重要であると述べられている。本研究はこれまでに、新しい教育実践力の開発についての取り組みを、小学校での授業を通して、子どもたちや教師の変容過程を考察することで検討してきた(瀬底,2014,2015,2016)。しかし「主体的・対話的で深い学び」を観点にした教師による協働の授業開発の企画を行うことは少なかった。そこで本研究では、子どもたちの発達の段階や発達の特性、子どもの学習スタイルの多様性や教育ニーズの違う小学校に設置されている特別支援学級4学級に対して、教育実践力の育成として国語科における「何を知っているか」にとどまらない「何ができるようになるか」を意図した主体的・対話的な授業づくりを行い、子どもたちの授業での様子と担任の教材開発や指導方の改善、評価について考察することで、「子どもの視点」から考えていく「主体的・対話的な学び」にふさわしい授業開発の企画につて検討を行った。その結果「子どもの視点」から変化させていく主体的・対話的な学びの授業には、担任の学習に対する子どもとの併走的な対応が重要な要素であることが、協働の授業研究の中で確認された。<br />本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。 続きを見る
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瀬底, 正栄 ; 武田, 喜乃恵 ; 浦崎, 武 ; Sesoko, Masae ; Takeda, Kinoe ; Urasaki, Takeshi
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要 = BULLETIN OF PRACTICE CENTER FOR EDUCATION OF CHILD DEVELOPMENTAL SUPPORT.  pp.107-124,  2017-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/36902
概要: 本研究はこれまで、琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターで、発達の気になる子どもたちゃ、学校生活等で支援の必要な子どもたちを対象にしたトータル支援教室で行われている集団支援活動での活動企画を、小学校の特別支援学級で授業として実践を行い 、その支援での子どもたちの変容過程を考察してきた。本研究では、6つの特別支援学級のある小学校で、の合同学習として、集団支援活動での活動企画「まちをつくって遊ぼう」を実施し子どもたちの<向かう力>とくともに楽しむ場を共有する>ということを大切にした授業を通して、子どもたちの変容や参加のかたち、特別支援学級担任の変容について考察を行った。合同学習では、くともに楽しむ場を共有する>ことで子どもと教師が相Eに巻き込み、引き出される「向かう力」がダイナミックな授業の展開や大きな集団の力となって重層的な他者との遊びの魅力を生み出し、子どもたちの手ごたえのある体験者E得ることに繋がっていった。このことから、これまでの教師自身が形成してきた教育観への揺さぶりや新たな視点を獲得する機会となり、教師の教育実践の新しい展開を生み出す素地に繋がるものと考えられた。 続きを見る
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瀨底, 正栄 ; 武田, 喜乃恵 ; 浦崎, 武 ; Sesoko, Masae ; Takeda, Kinoe ; Urasaki, Takeshi
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要 = BULLETIN OF PRACTICE CENTER FOR EDUCATION OF CHILD DEVELOPMENTAL SUPPORT.  pp.91-104,  2016-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/34465
概要: 浦崎ら(2013,2014) は、琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターで、発達障害のある子どもたちや、学校生活等で支援の必要な子どもたちを対象にしたトータル支援教室を実施してきた。トータル支援教室の特徴は、子どもたちが外のものや人へ と積極的に関わっていく< 向かう力>を糸口に、子どもも支援者としての大人も<ともに楽しむ場を共有する>ということを大切にし、その<楽しむ場>を通して子どもたちとの関係形成を行ってきた。そこで、今回は、二つの異なるタイプの事例からトータル支援教室の特徴である<向かう力>と<ともに楽しむ場を共有する>ことを大切にした支援についてその変容を考察し、「他者を想定しない多動的な行動を繰り返すA 君」と「他者からの能動的な行動に不安を感じ避ける言動を日常としていたB君」のような対照的な事例からも、トータル支援教室でみられる関係形成を基盤とした支援から、A 君、B君の生活世界の拡がりが確認された。 続きを見る
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浦崎, 武 ; 武田, 喜乃恵 ; 瀬底, 正栄 ; 崎濱, 朋子 ; 金城, 明美 ; 大城, 麻紀子 ; 久志, 峰之 ; 本間, 七瀬 ; 運道, 恵理子 ; Urasaki, Takeshi ; Takeda, Kinoe ; Sesoko, Masae ; Sakihama, Tomoko ; Kinjyou, Akemi ; Ooshiro, Makiko ; Kushi, Takayuki ; Honma, Nanase ; Undou, Eriko
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要.  pp.1-10,  2014-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/28694
概要: 琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターにおいて、発達障がいのある子どもたちを対象とした集団支援について、特に自閉症スペクトラム障害児・者への<向かう力>と<受け止める力>の<能動―受動>の相互性につ いて焦点を当てて、支援教育の在り方について検討した。自閉症スペクトラム障害児・者が他者に受け止めてもらう体験、あるいは他者が自閉症スペクトラム障害児・者に受け止めてもらう体験は、「誰かと何かを共有する」という他者との関わりの積み重ねから生じてくることが確認される。当事者が述べているように子どもたちの外側から見た言動ではなく、彼・彼女らの今、ここにある内側の体験に思いを巡らせて、支援・教育を実践していく姿勢が今、求められていると考える。ここではTSGの実践で重要視してきたテーマについて、当事者の内側の体験の語りを参考にして<向かう力>と<受け止める力>について検討し、<能動ー受動>の相互性に関する支援教育論の基盤について検討した。 続きを見る
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瀨底, 正栄 ; Sesoko, Masae
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要.  pp.105-117,  2013-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/26054
概要: 近年,小学校では知的には顕著な遅れはないが「対人的トラブル」「落ち着がない」「状況への順応性が低い」などの行動的特徴をもつ,いわいゆる「気になる子」への支援の在り方が問題となってきた。このような「気になる子」は,その特徴を理解し,支援のニー ズを学習や集団適応のスキルだけでなく,発達的な視点も考慮しながら支援内容を十分に検討することが文部科学省の特別支援教育に対するガイドラインで示されいる。そこで通級担当は,対象児童の個別の支援ニーズを幅広く把握し支援に生かしていくことが望まれる。また,通級場所が特別支援学級という場合その特性も考慮に入れることも大切であると考えられる。それは在籍児童(複数の他者)との交わりである。通級担当と特別支援学級在籍児との関係形成も支援の変容過程をみる視点として持つことも,今後の通級指導の在り方を考える上で重要であると思われる。本研究では,担任,対象児,通級担当のそれぞれの思いを扱みとりながら,更に支援学級在籍児童との関係形成にも視点を当て,支援を形成していくかたちをとった。その過程でみられた変容から,複数の他者との関係形成を今後検討していく重要性が示唆された。 続きを見る
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浦崎, 武 ; 武田, 喜乃恵 ; 瀬底, 正栄 ; 崎濱, 朋子 ; 金城, 明美 ; 大城, 麻紀子 ; 瀬底, 絵里子 ; 久志, 峰之 ; Urasaki, Takeshi ; Takeda, Kinoe ; Sesoko, Masae ; Sakihama, Tomoko ; Kinjyo, Akemi ; Oshiro, Makiko ; Sesoko, Eriko ; Kushi, Takayuki
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要.  pp.79-95,  2013-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/25914
概要: 琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターの、「トータル支援教室」で取り組んできた集団支援(TSG)について自閉症児に焦点を当てて、「他者との共有経験」を基軸とするTSGの支援の目的、支援構造、支援姿勢を整理した。さらに実践事例の集団支援 の場での変容過程を通して、支援の意義や支援の在り方について自閉症児の直観的心理化への支援を含めて検討した。自閉症に関する直感的心理化が「欠損」ではなく、「ズレ」と考えた場合、TSGの集団活動の取り組みは、集団の場で「他者と過ごすこと」の経験を積みあげることで「他者と繋がっている感覚」、「他者との‘ズレ'に気づく感覚」、「他者との‘ズレ'を埋める感覚」を快の情動を伴いながら経験できる場として意味付けることが可能となる。特に意図の伝達や感情が伴った他者の言動を受け止め、自己の意図と感情をすり合わせ折り合いをつける「他者との‘ズレ'を埋める」行為は、意図や感情が異なる他者の存在を意識し、その他者の「心の存在」の理解へと繋がる経験になると考えられた。 続きを見る
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瀬底, 正栄 ; 山城, 直人 ; 金城, あかね ; Sesoko, Masae ; Yamashiro, Naoto ; Kinjyo, Akane
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要.  pp.89-100,  2012-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/24198
概要: 小学校学習指導要領解説及び特別支援学校学習指導要では,交流及び共同学習について「学校同士が相互に連携を図り,積極的に交流を深めることによって,学校生活をより豊かにするとともに,児童の人間関係や経験を拡げるなど広い視野に立った適切な教育活動を 進めて行くことが必要である。」と述べられてる。しかし,沖縄県北部国頭地区では広域に特別支援学級が点在してる為,移動時間に伴う時間的制限や事前の連絡会設定の難しさから,交流及び共同学習を活発に展開できない地理的な要因が存在している。そこで,希少な学習機会でもある他校との交流及び共同学習を,子どもたちがより関係を深められる内容にと,平成22年,23年度国頭地区教育課程研究会特別支援教育部会では「遊び」を通した3校合同の交流学習を計画し実践した。交流学習の中で子どもたちが,安心できる関係の発展とそこを足場として他者の探索に乗り出せる状況を整えることで,他者との共有体験を重ね,そこから社会性の育ちに繋がる要素について検討,確認することができた。 続きを見る
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浦崎, 武 ; 武田, 喜乃恵 ; 宮脇, 絵里子 ; 瀬底, 正栄 ; 崎濱, 朋子 ; 大城, 麻紀子 ; Urasaki, Takeshi ; Takeda, Kinoe ; Miyawaki, Eriko ; Sesoko, Masae ; Sakihama, Tomoko ; Oshiro, Makiko
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要.  pp.101-117,  2012-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/24197
概要: 発達障がいのある学童期の子どもたちへの集団支援において、今まで子どもたちの主体性を引き出す要素として「企画の魅力」、「他者との関係性」、「集団の場(雰囲気)」の3つが重要であることを確認してきた。そして本論文ではトータル支援教室のなかにある 「多様な遊び」による影響について考えることにより「関係性がどのように形成され」、「企画がどのようなかたちで子どもたちを取り込み」、そして「場の雰囲気がどのように生成されてくるのか」について整理し、遊びを通した集団支援による「場のもつ力」、支援効果の生成過程について考えた。実際の支援場面を検討した結果、「他者との関係性」に基づき、「企画の魅力」としての素材、遊具が媒介として絡み合い、個々の子どもたちの多様な遊びの展開が、重なり合うことで「集団の場が渦やうねり」となってダイナミックな快の情動の高まりの交差が生まれたことが分かった。そのダイナミックな子どもや支援者の多様で重層的な他者との関わりを通して、子どもたちが知らず知らずに巻き込まれる「遊びの魅力」にともなって場の心地よい雰囲気、「集団の場のもつ力」を作り出し、集団支援の効果を高めていることが分かった。このように「他者との関係の形成」を基盤に、関わりの感覚やリズムに「波長」を合わせた相互作用やちょっとした他者との関わりが契機となって「遊びに流れが生まれてくること」が集団支援の効果の重要な要素である。そして、その要素が結果として、さらなる子どもたちの他者との関係性の深まりや他者との相互作用を生み出し、社会性の基盤を形成するものとして考えられた。 続きを見る
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浦崎, 武 ; 瀬底, 正栄 ; Urasaki, Takeshi ; Sesoko, Masae
出版情報: 琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要.  pp.133-154,  2012-03-31.  琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/24195
概要: トータル支援教室における集団支援の場で実施した支援企画と、その支援企画を授業実践へと還元し交流学習として実施した教育課程の研究授業の題材を整理することで、トータル支援教室の集団支援と教育実践の共通点と相違点を検討し、今後の集団支援の取り組み を教育実践へと還元することについて考えた。トータル支援教室における「支援観」は、「過ごす」という支援姿勢を重視し、その場での子どもたちが「自分の存在を実感できる手応え」のある体験を支えることであり、教育実践における「指導観」は教育が「めざす」という子ども像に近づけることを重視し、その目標に導く「指導の観点」として考えられた。しかし、本研究で取り上げた交流学習、教育実践において、トータル支援教室の支援企画を学校現場で実践することを通して、子どもたちが集団の場で楽しく「過ごす」ことにより心地よい「手応えのある体験」が得られること、さらに物事へと「向かう力」が引き出されていくことで、教育実践が重要視する能力の獲得としての「めざす力」、「得る力」の生成へと結びついていくことが示され、トータル支援教室の支援企画を教育実践へと還元していくことが可能であると考えられた。 続きを見る