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1.
論文(リポジトリ) |
金城, 江利子 ; Kinjo, Eriko
概要:
本研究では,単元学習として発表された3つの実践事例,単元「あきをみつけたよ」「花だより十二月」「子ども歳時記」の考察をもとに,「言葉への主体的な関わり」を育むための3つの視点(①単元の導入における情動体験の位置づけ,②「内化」と「外化」の往
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還による学び,③「語義」から「意味」の形成)を踏まえ,単元デザインの構造とその意味について考究した。学び手の言語生活における既有知識・既有経験の掘り起こしによって個人差を埋め,問いやずれによる情動の揺さぶりによって内言思考が活性化される。しかし,それだけでは豊かな表現は生まれない。多様な言語文化との出会いや対話的指導,仲間との対話によって,言葉への認識を深めながら「主体的な『意味』創造の過程」を経て,言葉を自分のものとして「内化」することができる。このように,学習者が「言葉への主体的な関わり」を形成しながら,「語義」を越えた「意味」の世界の学びへと導く単元デザインを提示した。
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2.
論文(リポジトリ) |
金城, 江利子 ; Kinjo, Eriko ; 村上, 呂里 ; Murakami, Rori
概要:
本研究では,これまで〈実の場〉に根ざし「生きて働く言葉の力」を育むことを大切に実践が積み重ねられてきた国語単元学習を足場として,「言葉への主体的な関わり」が生まれる内的契機はどのようなものか,どのようなプロセスのもとに「言葉への主体的な関わ
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り」は深まっていくかについて考究した。 大村はま,峰地光重,筆者自身の実践事例をとりあげ,内言論を核とするヴィゴツキー学統の学習理論に照らして考察し,「言葉への主体的な関わり」を育むために,以下の3つの視点を導き出した。 ① 単元の導入で情動体験を位置づけることが「内的意味作用」を活性化させ,情動体験が「言葉への主体的な関わり」を生む源泉となる。 ② 〈実の場〉に根ざした「内化」と「外化」(外的な言語活動)の往還による学びによって「言葉と使う人や文脈」との関係など「言葉の働き」への自覚が高まり,「言葉」を自身のものとして「内化」していくことができる。 ③ 身の回りの関係性や生活に根ざした理解・認識と,テキストや仲間との対話を通して生まれる新たな理解・認識とのズレに葛藤するプロセスで,一般的な「語義」から「意味」の生成がなされる。
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3.
図書 |
金城江利子[著]
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