自閉症スペクトラム障害児に現れる自閉的退行の実相 : 心理・社会的要因との関連を中心として

資料種別:
論文(リポジトリ)
責任表示:
村山, 愛 ; 神園, 幸郎 ; Murayama, Megumi ; Kamizono, Sachiro
言語:
日本語
出版情報:
琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センター — Practice Center for Education of Child Developmental Support Faculty of Education, University of the Ryukyus, 2016-03-31
著者名:
掲載情報:
琉球大学教育学部発達支援教育実践センター紀要 = BULLETIN OF PRACTICE CENTER FOR EDUCATION OF CHILD DEVELOPMENTAL SUPPORT
ISSN:
1884-9407  CiNii Articles  Webcat Plus  JAIRO
通号:
7
開始ページ:
19
終了ページ:
30
バージョン:
publisher
概要:
自閉症スペクトラム障害のうち発達初期に自閉的退行と称される現象を示す一群のタイプがあり、一般に退行型自閉症と呼ばれている。本研究では退行型自閉症の原因として心理・社会的要因に焦点をあて、自閉的退行の出現前の発達状況、自閉的退行の出現時の状況、自閉的退行の出現後から現在に至るまでの発達経過、そして、自閉的退行についての親の意識などについて検討した。初期発達において自閉的退行現象を示した11名の自閉症スペクトラム障害者の母親を対象として、半構造化面接法による聞き取り調査を行った。 その結果、対象者が元来持っていた生物学的な要因に、引っ越しや同胞の誕生、母親の就労など環境の変化や母親の育児ストレスなどの心理・社会的な要因が付加的に加わることで、自閉的退行の出現速度が加速することがわかった。今後の課題として、心理・社会的な要因が関与するか否かによって、その後の発達がどのような経緯を辿るかを比較・検討する必要がある。また、ADI - R のような標準化された尺度に基づく面接調査を行うことで、聞き取りの精度と信頼性を高めることを心がける必要がある。さらに、折れ線現象の背景には母親の重篤な悩みが存在していることが明らかになったことから、今後、母親の抱える悩みに焦点を当てた研究が望まれる。 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/20.500.12000/34345
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