1.

図書

図書
広島大学大学院総合科学研究科編 ; 柴田美紀責任編集
出版情報: 東京 : 丸善出版, 2020.1
シリーズ名: 叢書インテグラーレ ; 018
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ことばの国のアリス
発音変化に見る音と綴り字のズレ 山根典子 [執筆]
魅力的な声の秘密 山根典子 [執筆]
あいまいな日本語の私 町田章 [執筆]
切っても切れないことばと心 町田章 [執筆]
ことばを通して世界を見れば 町田章 [執筆]
オーストリアはオーストリア語?! 柴田美紀 [執筆]
通じる英語と通じない英語 柴田美紀 [執筆]
英語が上手くなるための心得 柴田美紀 [執筆]
オズのことば使い
ことばの国のアリス
発音変化に見る音と綴り字のズレ 山根典子 [執筆]
魅力的な声の秘密 山根典子 [執筆]
2.

図書

図書
広島大学大学院総合科学研究科編 ; 柴田美紀著
出版情報: 東京 : 丸善出版, 2013.3
シリーズ名: 叢書インテグラーレ ; 011
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3.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
Shibata, Miki ; 柴田, 美紀
出版情報: 琉球大学欧米文化論集 = Ryudai Review of Euro-American Studies.  pp.45-69,  2011-03.  琉球大学法文学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/24894
概要: 日本全土の約0.6%にすぎない沖縄県に在日米軍基地の75%が集中している。本研究では、米軍基地の教育的利用の可能性について沖縄県の英語教員にアンケート調査とインタビューを行った。アンケート調査に参加したのは、県内の中学校、高等学校、大学で英 語を担当する日本人教員210名、うち22名にインタビューをした。本研究は文部科学省の科学研究費の助成を受けて行われた研究の一部で、実施したアンケートには13項目あったが、ここではアイデンティティーに関わる7項目の分析結果を考察する。アンケート結果は、日本人英語教員が持つ複数のアイデンティティーが基地の教育的利用の可能性に対し複雑に関与していることを示唆している。生徒の英語力上達を目指す英語教員としてその可能性を否定しない一方で、「教員」という公的な役割と沖縄社会を構成する県民として英語教育の目的であっても米軍基地に公に働きかることや自らが交流を働きかけることに消極的であり、基地はやはり政治的・社会的な問題であり教育とは切り離すべきであるという態度が明らかになった。また、英語教員のインタビュー回答から、県内にある米軍基地と沖縄社会は、フェンスという物理的な隔たりがあるだけでなく、沖縄県民にはその存在は心理的にも遠く、基地の教育的利用の可能性は公には皆無に近いと考えられる。
紀要論文
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4.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
Shibata, Miki ; 柴田, 美紀
出版情報: 言語文化研究紀要 : Scripsimus.  pp.1-25,  2009-10.  琉球大学法文学部国際言語文化学科欧米系
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/14268
概要: Numerous studies have investigated non-native speakers' attitudes toward the nativeness paradigm, with the results showi ng a strong favoritism toward a standard variety of English found in the United Kingdom and North America. The data used in previous research was collected mostly from ESL learners and ESL teachers; few studies have explored pre-service teachers' language attitudes in regions where English is taught as a foreign language. On the assumption that the beliefs and attitudes held by pre-service teachers will influence the relationship between themselves and the target language as well as their potential students' view of English language in the international community, the current study examines Japanese pre-service teachers' beliefs concerning the status and value of English as an international language (ElL) as well as their views on native speaker norms.
本研究は、英語教職課程を履修している大学生40名を対象に、英語母語話者と国際語としての英語の役割をどのように捉えているかをアンケート調査した。結果は、彼らが英語に対して持つ態度が二面的であることが明らかになった。「日本人英語」は不適切であるので英語母語話者の発音を身につけるべきである、また英語教育の現場では英語母語話者の英語習得を目指すべきであるとする一方で、英語は国際語としての地位を確立しており、非英語母語話者は必ずしも英語母語話者の英語を基準としそれを使用する必要は無いと認識している。これは、国際社会においてあらゆる非母語話者の変種を認めることを理想とするが、やはり現実は非英語母語話者が英語母語話者の英語を目指すというジレンマの表れを示していると考えられる。最後に、英語教育において英語母語話者の英語を基準とする意義と国際語としての英語の理解を英語教員養成課程で取り上げる必要性を論じる。
紀要論文
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5.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
Shibata, Miki ; 柴田, 美紀
出版情報: 言語文化研究紀要 : Scripsimus.  pp.75-95,  2008-10.  琉球大学法文学部国際言語文化学科欧米系
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/11168
概要: 2008年1月25日より2月2日まで香港大学、香港中文大学、香港教育大学を訪問し、教員養成プログラムに携わる教員へのインタビューや授業参観を行った。香港政府は、教科に関する専門知識、英語力、授業運営能力をバランスよく身につけた英語教員の養成 に力を入れている。英語教員になるためには大学で英語教育を専攻し、言語、語学教育、指導理論を徹底して学び、同時に政府が課している語学能力試験に要求される英語力もつけなければならない。私が視察した3大学では入学時に英語力による選抜が行われるため、学生はある程度の英語力を持って入学してくる。英語専攻においては大学の授業は全て英語で行われ、授業でのペアあるいはグループワーク、全体のディスカッションもほぼ全てが英語で行われる。専門の授業は、「ライティング指導法」「教室でのインタラクション」「英語の指導法」など専門知識をつけるには必要不可欠な講義が1年次から提供されている。講義時間は2時間程度であり、学生は学習した知識や理論を自分たちの経験に照らし合わせ、クリティカルな視点から検討する時間が十分にある。さらに、教育実習は1年次から行われ、3年次、4年次では8週間の教育実習が課せられている。香港での視察は、これからの日本の英語教員養成課程がどうあるべきかを考えるよい機会となった。
紀要論文
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6.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
Shibata, Miki ; 柴田, 美紀
出版情報: 言語文化研究紀要 : Scripsimus.  pp.1-26,  2006-10.  琉球大学法文学部国際言語文化学科欧米系
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/14269
概要: The current study examines how a topic-comment structure in Japanese influences second language (L2) learners' written p roduction in English, which is a subject-predicate oriented language. under the assumption that the L2 learners transfer their first language (L1) syntactic characteristics into the target language. The results show the strong influence of topic-prominent syntactic characteristics over the written production by the subject-prominent language (i.e., English).
日本語と英語の最も基本的な単文の文構造を比較すると、前者は文頭の名詞句に主題(topic)が、後者は主語が現われるという統語的相違点が見られる。日本語と英語の文では、異なる特徴を持つ名詞句が文頭に現れることになる。主題は、そこに現れる名詞句が後続の動詞から意味的制約を受けないため、比較的自由に多様な意味を持つ名詞句が現れる。一方、主語の位置に現れる名詞句は動詞から意味的制約を受けるので、そこに現れる名詞句は意味的に限定されることになる。本研究では、日本語母語話者の英語習得過程において、日本語の文構造の特徴がどのように彼らの英文の産出に影響するかを調査した。日本の大学で英語を学習する日本人母誇話者58名に毎日英語でジャーナルをつけてもらい、そこに轟かれた文をデータとし、NP (名詞句)-VP (動詞句)(-NP (名詞句)あるいは節)の文構造の点から英文とその日本語訳を比較・分析した。その結果日本人学習者が産出する英文は, Last vacation has to enjoy の文のように文頭に名詞句があらわれているが、必ずしもそれは動詞と意味的つながりを持った主語でないことがわかった。この結果から日本語学習者がSVOという英語の語順を産出できても、文頭の名詞句を主語と認識しているわけではないと示唆される。
紀要論文
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7.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
Shibata, Miki ; 柴田, 美紀
出版情報: 言語文化研究紀要:Scripsimus.  pp.45-73,  2004-10.  琉球大学法文学部国際言語文化学科欧米系
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/12088
概要: 本研究は、プロセス・ライティングによる英作文の授業で日本人英語学習者の英作文に対する意識がどのように変化するのかを調査した。プロセス・ライティングでは、最終的なドラフトに至るまでの過程を重視し、客観的に自分のドラフトを評価し推敲していく。本 研究では、2年次の英作文の授業を履修した大学生11人を対象にアンケートを実施し、分析した。結果は、プロセス・ライティングの指導を通し作文に関わるプロセス及びステップを理解することはできたが、客観的に自分のドラフトを推敲していくことにはかなりの困難が見られた。また、学習者は、英作文を推敲するため英作文の教員に具体的な指示を求めていることもわかった。この結果は、日本人学生がこれまで受けてきた最終原稿を評価の対象とする英作文指導とプロセス・ライティングとの間にギャップがあることを示唆している。アンケートを回答した学習者は、これまで中学校・高校の英語の授業では作文においても文法的な正確さが重視され、自分の意見を英語で表現する機会はほとんどなかった。つまり、プロセス・ライティングで必要とされるクリティカル・シンキング(批判的思考)が教育現場において強調されることがなく、「自分のドラフトを客観的に見る」とはどういうことかに対する理解の欠如が、プロセス・ライティングが日本の英作文指導ではうまく機能しない理由として考えられる。
紀要論文
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