1.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
廣瀬, 等 ; 高良, 美樹 ; 金城, 亮 ; 廣瀬, 真喜子 ; Hirose, Hitoshi ; Takara, Miki ; Kinjo, Akira ; Hirose, Makiko
出版情報: 琉球大学教育学部紀要.  pp.191-204,  琉球大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/2131
概要: 働く人のモデルの有無が短期大学生の進路に及ぼす影響を明らかにするため、保育士、幼稚園教諭を目指す学科に所属する短期大学2年生を調査対象者として検討した。その結果、1)半数近くの学生が入学前後で働く人のモデルをもち、働く人との間柄は「教師」、 職業は「保育士」が多い、2)大学入学前に働く人のモデルが存在した場合、より専門志向の理由で入学し、大学進学理由では「教師」に影響を受けた学生が多い、3)大学入学後に働く人のモデルが存在した場合、自分自身のみならず、社会にも目を向けた仕事をする理由であり、その理由の形成では「父親」に影響を受けた学生が多い、4)卒業後の進路(進路目標の決定状況→過去一年間の準備・活動の有無→現状)では、入学前後で働く人のモデルが存在する場合、「準備・活動」に積極的な影響があった。ただし、準備・活動の具体的な内容は、比較的初期の準備・活動に留まっており、そのことから実際の就職の内定には結びついていないとも考えられた。5)入学前後で働く人のモデルが存在する場合、職業レディネスが高く、卒業後の進路を考慮して大学・学科を選択しており、また、大学・学科の講義・演習科目の内容が役立ったと評価していた。
紀要論文
続きを見る
2.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
廣瀬, 等 ; 廣瀬, 真喜子 ; Hirose, Hitoshi ; Hirose, Mkiko
出版情報: 琉球大学教育学部紀要.  pp.143-148,  琉球大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/2132
概要: 大学生を被験者として、漢字の読みの記憶における認知スタイルの影響を検討した。認知スタイルは、漢字の読みに深く関係していると思われる、Richardson(1977)において提案された言語型-視覚型を取り上げ、認知スタイルと漢字の読みの記憶量 の関係をみた。漢字の読みの記憶については、直後再生と50分後に遅延再生を行わせ、それぞれの記憶量、およびその変化を考察することにした。分析の結果、視覚型と言語型の被験者では、直後再生時の読みの記憶量にはそれほどの違いはないものの、遅延再生時の記憶量は、視覚型では低下し、言語型では保たれていることが示された。これらの結果は、被験者の記憶方法の自由記述からも、視覚型では視覚的な全体イメージから漢字を捉えて読みを記憶しようとするのに対し、言語型では部首などに着目して分析的に漢字を捉え読みを記憶しようとした記憶方法の違いが反映したものであると考えられた。そして、遅延再生時において視覚型の「全体的なイメージ」は薄れてしまったのに対し、言語型の「分析した情報」は有効に機能し続けていたものと考えられた。
紀要論文
続きを見る
3.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
廣瀬, 等 ; 廣瀬, 真喜子 ; 平田, 真知子 ; Hirose, Hitoshi ; Hirose, Mkiko ; Hirata, Machiko
出版情報: 琉球大学教育学部紀要.  pp.169-176,  琉球大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/2135
概要: 漢字の音と訓の同定について、Hirose(1998)は成人を被験者として、音訓の判断方略という点から検討を試みた。その結果、漢字の音と訓の同定では、個々の漢字について辞書で定義されている「音と訓」をそれぞれ記憶・検索しているのではなく、「漢 字の読みが具体的な意味をもつならば訓、もたないならば音」という音訓の判断方略を使用して同定していることが示唆された。本研究では、基礎的な漢字をすべて学習した小学校6年生を被験者とし、実験材料はHirose(1998)と同じものを用いて、基礎的な漢字をすべて学習した時点での漢字の音訓判断方略を検討することを目的とした。さらに、Hirose(1998)の結果と比較検討することにより、漢字の音訓判断方略がどのように変化していくのかも合わせて検討した。実験の結果、小学校6年生ではすでに成人と同様な漢字の音訓の判断方略をもっているが、成人と比べるとまだ強固ではない音訓の判断方略であることが示唆された。
紀要論文
続きを見る
4.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
嘉数, 朝子 ; 島袋, 恒男 ; 當山, りえ ; 喜友名, 静子 ; 友利, 久子 ; 廣瀬, 真喜子 ; Kakazu, Tomoko ; Shimabukuro, Tsuneo ; Hirose, Makiko
出版情報: 琉球大学教育学部紀要 第一部・第二部.  pp.207-213,  琉球大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/1936
概要: 本研究は、保育科短大生119名を対象とし、(1)保育科学生の「子ども観」尺度を作成し、(2)保育職への志望度の違いによる「子ども観」の違いを検討することを目的とした。因子分析の結果、「子ども観」尺度には7下位因子抽出された。因子名は、各々( 1)「いとおしい存在」、(2)「個性的存在」、(3)「煩わしい存在」、(4)「未熟な存在」、(5)「親の所有物的存在」、(6)「尊重すべき存在」、(7)「教育すべき存在」と命名された。志望度別の比較から、保育職を志望する群の方が、志望しない群よりも子どもをいとおしくまた個性的な存在として、肯定していることが明らかになった。
紀要論文
続きを見る
5.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
嘉数, 朝子 ; 井上, 厚 ; 島袋, 恒男 ; 小橋川, 慧 ; 廣瀬, 真喜子 ; 宮城, 安子 ; Kakazu, Tomoko ; Inoue, Atsushi ; Shimabukuro, Tsuneo ; Hirose, Makiko ; Miyagi, Yasuko
出版情報: 琉球大学教育学部紀要 第一部・第二部.  pp.277-285,  琉球大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/1937
概要: 我々は、教科学習における得意意識・苦手意識の解明をめざした。本研究では大学生375人を対象として、教科学習における得意・不得意と原因帰属との関連について検討した。その結果、教科の得意・不得意には性のステレオタイプが存在すること、教科の得意・ 不得意によって原因帰属に違いがあることが明らかになった。性差や成功・失敗の場面別によっても帰属様式は異なっていた。
紀要論文
続きを見る
6.

論文(リポジトリ)

論文(リポジトリ)
嘉数, 朝子 ; 根間, 大輔 ; 上地, 亜矢子 ; 廣瀬, 等 ; 青野, 真澄 ; 柿沼, 美紀 ; 上村, 佳世子 ; 小林, 福太郎 ; Crystal, David ; 廣瀬, 真喜子 ; Kakazu, Tomoko ; Nema, Daisuke ; Uechi, Ayako ; Hirose, Hitoshi ; Aono, Mashumi ; Kakinuma, Miki ; Uemura, Kayoko ; Kobayashi, Fukutaro ; Hirose, Makiko
出版情報: 琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要.  pp.131-139,  琉球大学教育学部附属教育実践総合センター
URL: http://hdl.handle.net/20.500.12000/19049
概要: 本研究では、1. Happy Victimizer 課題を用いて小学生の1年生から4年生の他者理解の発達的変化を検討すること、地域差、課題差を検討することを目的とした。発達的変化は先行研究と一致して、自分が加害者の場合は1年生よりも3, 4 年生が共感的であった。地域差については2, 3学年で沖縄が東京よりも共感的という結果であった。課題差については沖縄ではアメ課題でHV傾向が大であった。東京では課題差は明瞭ではなかった。
紀要論文
続きを見る